通常の許可基準よりも厳しい基準をクリアした優良な産廃処理業者を、都道府県・政令市が審査して認定する制度です。認定された産業処理業者は、遵法性や事業の透明性が高く、財務内容も安定しています。優良産廃処理業者認定制度を活用して、産業廃棄物の適正処理を進めましょう。
都道府県・政令市から「優良認定業者」として認定された産廃処理業者は、通常の許可基準よりも厳しい以下の基準をクリアしています。
1.実績と遵法性
5年以上の産業廃棄物処理業を営んでいる実績があります。また、廃棄物処理法に違反して改善命令等の不利益処分を受けたことがなく、遵法性の高い産廃処理業者と言えます。
2.事業の透明性
会社情報、取得している許可の内容、産業廃棄物の処理状況、施設の維持管理状況など、産業廃棄物の処理に関係の深い情報をインターネットで広く公表しており、事業の透明性が確保されています。
3.環境配慮の取組
ISO14001やエコアクション21等の認証を取得しており、環境に配慮して事業を行っています。
4.電子マニフェスト
事務処理の効率化、法令遵守、透明性の確保等、メリットの多い電子マニフェストが利用できます。
5.財務体質の健全性
通常の産廃処理業者に比べ健全な財務体質を有し、安定的に事業を行っています。
産業廃棄物の処理を産廃処理業者に委託する際に、積極的に優良認定業者を選択していることは、
環境に配慮した事業活動を行っていることのアピールポイントになります。
平成22年の廃棄物処理法改正により、多量に産業廃棄物を排出する事業者の産業廃棄物処理計画・その実施状況報告書において、優良認定業者への処理委託量を記載することになりました。計画・報告書は公表されることから、
優良認定業者への委託を積極的に行うことで、環境に配慮した事業活動を行っていることをアピールできます。
■「優良産廃業者認定制度の展望」
※環境新聞(平成24年8月1日)に当社も掲載されました
優良認定業者の情報は、産廃情報ネットで入手できます(
下図※1)。許可自治体、産業廃棄物書類などを条件に優良認定業者を検索することもできます。
また、産廃情報ネットを利用すると、処理委託先の産廃処理業者の許可内容や、産業廃棄物処理状況などの情報を、自動メールサービスで簡単に入手できます。
さらに、もとめる条件に合致した産廃処理業者の情報も、自動メールサービスで簡単に入手できます(
下図※2)。
■産廃情報ネット(
http://www.sanpainet.or.jp/)
■優良産廃ナビ(
http://www2.sanpainet.or.jp/zyohou/index_u5.php?Param1=8&Param2=33195&Param0=&menu=2)